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書籍:小さな会社だから勝ち残る
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第7章 社員を活かす社長の心得


2 「優秀なリーダー」と「無能なリーダー」
    

会社目標の実現に向かって、「全社員を引っ張っていく」、また、「挑戦させていく」のが、社長のリーダーシップです。
このリーダーシップとは、組織を動かすリーダーに必要な素質や力量で、「決断力」、「先見力」、「統率力」、「洞察力」、「記憶力」、「知性」、「勇気」、「雄弁」、「体力」、「自信」、「感性」、「独創力」…などがあります。
しかし、これらの素質や力量は、お互いに相互関連していて、その重要性は、会社の規模や取り巻く経営環境によって大きく変わります。

たとえば、「決断力」は、会社の規模が小さいときは、社長が、ほぼすべての状況を見て判断することができるために、独断(ワンマンとも言われる)が必要です。
しかし、規模が大きくなると、社長1人では全体を見ることができないために、周囲の人の意見をよく聞いて、判断することが大切になります。
だから、社長に必要なリーダーシップは、会社が小さいときは「先見力」や「感性」が、そして、会社が大きくなるにしたがって、「統率力」や「雄弁」のほうが重要になります。

また、「自信」では、会社を取り巻く経営環境がよいときには、「用心深い自信家」が適していて、経営環境が悪いときには「行動的な自信家」が適しています。
経営環境がよいときの「行動的な自信家」は、企業の規模を実力以上に拡大しようとし、また、周囲の社員も積極的になりますから、ともすれば暴走します。
バブルのときに大きな投資をして、今、困っている社長に、このような傾向があります。
一方、経営環境が悪く、売上高が横ばいや低下しているときは、社内の空気は沈滞気味ですから、「用心深い自信家」は、慎重過ぎて社内をいっそう暗くします。
このようなときには、「行動的な自信家」で、社長がいると元気づけられるような、そんなリーダーシップが必要です。

次に、日常の具体的な仕事の場面における、「優秀なリーダー」と「無能なリーダー」の考え方や行動について比較しました。


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