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書籍:小さな会社だから勝ち残る
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第3章 社員の成長が会社の成長


7 社員の目つき変える「高い目標」と「多くの課題」

朝、電車に乗ると、教科書を真剣に読んでいる学生を見ますが、彼らの目つきには鋭いものがあります。
受験に合格するという目標と、そのためにやるべき多くの宿題や課題が、彼らの頭の中にあるからでしょう。
そのような彼らから、秘めたる情熱と成長力を感じます。

また、一所懸命に遊んでいる人も同じです。
たとえば、スキー場で初心者がボーゲンをしています。
体重移動がうまくできずに転んだとき、痛さをこらえて真剣な顔つきで、すっと立ち上り、またもやボーゲンに挑戦します。
また、急斜面で滑りだそうとする人は、「よし! 転ばずに滑ろう」と、一大決心をした、気合の入った表情や態度を見せます。
そして、急速にスキーが上手になっていきます。

これと同じように、社内に、「目つきが鋭い社員」、「表情の精悍な社員」、「動作がきびきびした社員」が、何人いるかが大切です。
目つきが鋭い社員は、仕事での問題意識が旺盛であり、表情が精悍な社員は、仕事の出来映え(成果)に満足しており、また、動作がきびきびした社員は、取り組む課題が山積していることをあらわしています。
いずれも、前向きに仕事に取り組んでいて、よい成果が期待でき、また、その仕事を通じて成長しています。
このような社員が多いほど、会社はよくなります。
逆に、「目つきの優しい社員」、「表情がおっとりとしている社員」、「動作がゆったりしている社員」ばかりだと、やがて会社も衰退していくことになります。

ところで、社員の目つきを変えるには、「仕事上の大きな負荷」を与えればよいのです。
つまり、「高い目標」と「多くの課題」です。
だから、社員の能力によって、それぞれ適性値は変わってくるでしょう。
社長の中には、「あまり大きな負荷をかけても、どうせできない」とか、「かわいそうだ」という「優しい人」がいます。
そんな心配はしないで、誰にどのような目標と課題を与えるとよいか、また、それがこなせるようにするには、どのように援助すればよいかを考えることです。
負担をかけないという優しさが、本人の成長を止めることになります。
これは、社員に対して、申し訳ないことだと思います。
「大きな負荷をかけて、大きく成長させる」、これが社長の考え方です。




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