忙しさは能力に反比例
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書籍:勝ち残るリーダーシップ
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3章 持とう!「困難を乗り越える前進力」  


9.成功と失敗は「成長のもと」である
    /成功から大きな自信を得る
   /失敗からそれを乗り越える知恵を学ぶ
   /自信と知恵は成長につながる

会社経営では、成功(体験)を重ねることが自信につながるために成長のもとになり、失敗(体験)は経営者として致命傷である、ということが言われます。
たとえば、経営者が自分の考えた経営をして大きな利益を得たとします。
つまり、ひとつの成功体験を積んだわけです。
この成功体験で、その経営者は大きな自信を持つ一方、企業はその成功で得た利益をもとに規模の拡大をします。
つまり、経営者も企業も成長するのです。
しかしながら、反対に思ったように利益が上がらなかったり、また、赤字になったというような経営の失敗があります。
この失敗体験で、会社は利益が出ないために蓄えを食いつぶすか、経費削減やリストラで当面をしのぐ必要があります。
だから、経営者は自信をなくし、状況によれば経営者交替ということになったり、会社もリストラなどで規模が縮小になります。
このような見方をすれば、「成功は成長のもと」であり、「失敗は衰退のもと」であると言うことができます。

しかし、私は、一概にそうではないと思っています。
なぜならば、経営者が成功ばかりを続けるということはあり得ないと思うからです。
ある経営方針がうまく成功すると、経営者はますます大きな成功しようとして無茶をするようになりがちです。
つまり、実力以上のことをしはじめるのです。
これがバブルの時のように、企業に対して追い風の経営環境のときには、世間の風が助けてくれるために、実力がなくてもうまく経営は進んだわけです。
しかし、昨今の大競争時代においてはそのようなわけにはいきません。
実力以上のことをしようとすると、競争相手がそれを許してくれません。
だから、失敗することになるのです。
しかしながら、この失敗が一概に衰退のもとになるということも言えません。
なぜなら、「失敗は成功のもと」と言われるからです。
つまり、失敗を重ねることによって反省も加わり、最後には成功に至るから、失敗をしてもあきらめてはいけないのです。
すなわち、経営者は、失敗を成功につなげる努力を通じて忍耐力を養い、失敗を乗り越えるための工夫を生み出し、失敗を肥やしにする知恵を身につけることができます。
また、経営の失敗をばねにして全社員が全力を結集し、一時的に失敗したことが、逆に会社の体質の強化になるのです。
こうなれば、経営者と会社にとって、成長に間違いありません。
このように考えると、失敗も成長のもとになります。

自分の人生において、成功したときと失敗したときをうまく自分の成長のもとになるように活かしていく、そんな考え方をすることが非常に大切と思います。
もちろん、失敗はだれでも嫌です。
そのだれもが嫌な失敗から学べる人が、本当の賢さを持っているのではないでしょうか。



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