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書籍:勝ち残るリーダーシップ
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2章 やろう!「今日からはじめる自己改造」  


6.「小さい行動の積み重ね」を大切にする
    /小さい行動の積重ねが大きな成果になる
    /1日10分の積み重ねは1年間で60時間になる


自己改造10年計画に従って計画した内容を実行していく上で大切なことですが、これから行おうとすることは、10年間にわたってほぼ毎日小さな行動を積み重ねていくことによって、大きな成果を得ることです。
けっしてひとつの内容を実行したからといって、それだけで短期間に大きな成果が得られるわけではありません。

それは、身体の「体力強化」について考えてみるとわかります。
少々のことでは疲れないスタミナのある身体を作ろうとすると、日々の行動として適切な運動とバランスのとれた食事、そして、適当な睡眠が必要になります。
運動としては「30分歩く」、「軽く15分走る」、「200メートル泳ぐ」、また、スポーツジムでの「筋力トレーニング」などがあります。
しかし、このような運動を、はりきって1カ月続けたとしても、思うような体力は得られないでしょう。
反対に、はじめのうちは運動の疲れが出て、体力がなくなったように感じられるかもしれません。
もう、3カ月続けてみるとどうでしょう。
少し変わった感じはしますが、まだまだ期待するほどの大きな変化はありません。
さらに、3年続ければどうでしょう。
3年後には、日々の積み重ねの運動が習慣になっていることに気付き、また、3年前と比べてぐんと体力がついている
自分を発見することができ、さらに、これからもこの毎日の運動を続けていこうという決心ができるはずです。

同じように、会社の「体質強化」もそうです。
何かひとつの経営改善、たとえば、「生産性向上」、「原価低減」、「管理システム構築」などのどれかを実行をすれば、非常に大きな成果が得られると期待されている経営者が多いようです。
しかし、現在利益が出ない、また、体質が弱くなっているとすれば、それは長年の経営の積み重ねの結果なのです。
それを一気に取り戻そうとしても無理があります。
昨今流行の「リストラ」が急激な収益力向上の手法と見られているようですが、これは、経営改善をはじめるための「きっかけ」にすぎません。
リストラを行ったあと、それから小さな問題を数多く解決していくことを何年も積み重ねることによって、収益力のある体質の強い会社になるのです。

そして、優秀なリーダーになるために、自己改造10年計画を実行するときもこれと同じです。
毎日の小さな行動を積み重ね、これを3年積み重ねることによってはじめて自分の成長を実感することができるのです。
このことをよく理解しておかないと、なかなか長続きするものではありません。
しかし、毎日実行することは、「短い時間の小さなこと」でよいのです。
たとえば、毎日10分の時間をかけた行動でも1年間では3650分、すなわち、60時間という大きな時間になります。
毎日10分といえば、非常に短いなんでもない時間のように思えますが、積み重ねると大きな成果を実現することができるのです。
また、小さな時間としては、「通勤電車の往復の30分」、、「昼休みの10分」、「仕事途中の頭を休める20分」、「自宅での40分」などがあり、このような細切れの時間を活用することが大切です。
机に座って、さあこれからやろうとする1時間が、自己改造の行動であると考えなくても結構です。
そのためには、自分の生活の中で発生する「細切れの時間」をあらかじめ予測しておき、その時間に何をするのか準備
しておくことです。

毎日の何気ない時間をうまく活用することの大切さを知って行動すること、この小さな行動の積み重ねが大きな成果に
結びつきます。
毎日最低10分、これを自分の肝に銘じて、優秀なリーダーになるための行動に取り組むことが大切です。


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