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書籍:勝ち残るリーダーシップ
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2章 やろう!「今日からはじめる自己改造」  


4.「問題意識と課題意識」を高める
    /問題意識を高めるために我慢をしない
   /問題意識に解決の意識が加 わって課題意識になる
   /課題意識を持つには目標を意識すること


自己改造10年計画を立案し実行していくためには、次の2つの意識が必要です。
ひとつは、「問題意識」です。
自己改造10年計画を作るために、優秀なリーダーに必要な15の項目を自分の実情と比較して、多くの不足する点(問題点)見つけ出しました。
このように、優秀なリーダーになるためのスタートは、まず問題点を発見する意識を持つことです。
この「問題意識」がないと、何をどのようにしてよいのかわかりません。
ところがわれわれは、日常生活をしていく上で、問題意識を持たずに行動していることが多いものです。
それは、日常生活のパターンが身体に染み付いて、問題意識を持って問題点を発見し、それを改善していかなくても大きな不自由を感じないからです。
また、いくら便利な方法やよいやり方があったとしても、現状の方法をなかなか変えにくいものです。
変えてしばらくの間は、今までの方法に慣れているだけに、新しい方法があまり便利に、また、効果的には思えないからです。
このように、よっぽど不便を感じない限り問題意識は出てこないのです。

また、われわれは子供の時の教育で、欲しいものを我慢したり遊びたい気持ちを我慢するなど、「我慢することの大切さ」を強く教えられて来たことも、問題意識を持てない理由のひとつです。
もちろん、我慢をするということは生きていく上で大切なことです。
しかしながら、我慢するということに慣れてしまって、反対に進歩の芽を摘んでしまっているようにも感じています。
だから、問題意識を高めるためには、我慢をしないで不便を不便として感じること、また、やりにくいことをやりにくいこととして感じることが必要です。
そうすることによって、多くの解決すべき問題点を見つけることができるのです。
本当の我慢というのは、問題を感じないのではなくて、感じた問題点を解決していくときに必要な、努力をするための我慢であると考えています。

ところで、問題意識だけが旺盛な人がいます。
ここが問題だ、あそこが問題だ、というように多くの問題を感じてはいるのですが、それを解決しようとせずにそのままにしている人です。
このような人も含めて、問題意識の次には、発見した「問題点」を解決する意欲が必要になってきます。
これを「課題意識」と言い、自己改造10年計画を実行していくために必要なふたつ目の意識です。
この課題意識を持つためには、問題点を解決することによって、一歩ずつ目標に近づくことを強くイメージすることです。
また、目標が達成していることを頭に描くことです。
そうすると、「目標を達成するためには、何をしないといけないのか」というように、問題点を解決しようとする課題意識が強化されてきます。
つまり、現状の問題点を考えることから、それを解決していく力を生み出すのではなくて、優秀なリーダーになり自分の夢が実現している目標達成のイメージから、自分が取り組むべき課題を意識することによって、解決意欲を生み出すのです。

優秀なリーダーになるためには、問題点を発見する「問題意識」とそれを解決しようとする「課題意識」、この2つの意識を持つことが必要です。
しかし、問題点ばかりを意識しすぎると「悲壮感」を持ちやすく、一方、目標の達成を意識すると「夢」が感じられるように思います。
だから、問題意識だけにとどまらず、旺盛な問題意識から上手に課題意識に高めていくことが、非常に大切なことだと考えています。


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