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書籍:利益のあがる勝ち残り工場経営
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初めに


 バブル崩壊後の大混乱を乗り切ったのもつかの間、多くの中小製造業を今新たな難関が待ち受けている。
 
 それは、 
@ 毎年のコストダウン(値下げ)要求の激化
A 品質向上、納期短縮の更なるレベルアップ
B 多品種少量生産の進展
C 親企業の海外部品調達の加速
D 金融機関の貸し渋りによる資金繰りの悪化
E 組織の硬直化と管理者不在現象
F 若手社員の能力発揮不足と定着率の悪化
などの直接的なものから
@ アジア諸国の再成長と輸入の増大
A 情報化の進展による新たな世界競争の幕開け
B 保護規制緩和による競争の激化
C 今後予想される金利のアップ
D 地球環境問題への規制強化
などがあり、今のままの経営を続けていけば、目前の2000年を乗り越えることが困難と思われる会社も数多く見受けられる。
 
 一方経営者や社員の多くは、バブル崩壊後多くの会社が実施したリストラの継続による不安感とともに、改善の限界感や将来に対する不透明感を持ち、これからどのように経営を立て直していくか暗中模索の状態であるといっても過言ではない。
 このようなときにまず着手することは、会社の中に将来の夢(ビジョン)を作ることである。
人は夢に向かって行動するときに全能力が出せるため、現実を見据えた上でいかにドキドキとする「夢」を描けるかが勝負である。
 そして今までの経営を根底から洗い直し、
@ 経営の原点に戻った経営改善のテーマ発掘と、持てる経営資源の重点集中投入によるトップダウンの経営改善、およびそれぞれの職場の問題点を総点検し、着実に改善を積み上げていくボトムアップの経営改善の取り組み
A 管理者の「ミドルジョイント」によるトップダウンとボトムアップの融合化、および組織力の強化
B 経営改善を確実に達成し、ビジョンを実現するための斬新な発想に基づく大胆な社内の組織編成や社員の評価、および会社運営についての抜本的な見直し
などを基本に、過去から脱却し、過去を忘れ去り、未来に向かった気持ち、すなわち創業の気持ちに立ち返り、経営の原点から社内改革を実施することがぜひとも必要と考えている。
 
 またこれらの経営改善を進める上では、各種の手法とともに経営者と社員全員の燃える情熱や行動力の両輪が必須である。
 手法だけでは絵に描いた餅で形式に走りやすく、意気込みだけでは効率が悪い。

 さらに根底に「人を活かす」という気持ちを忘れてはいけない。この気持ちを全社員が持ち続けながら経営改善を進めていくことが成功の基本である。
 そこで、このような実情を踏まえ、会社の経営目標である利益創出を実現していくための手法・ノウハウ・考え方について、大胆に簡略化し、ポイントを絞ってわかりやすくまとめた。
 
 本書により、経営改善の全社的取り組みが始まり、2000年の飛躍に向けた新たな会社作りがスタートすることを願っている。


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